4月, 2010 Archive

空き缶でスモーク!燻製!

4月 30th, 2010 by eo in キャンピングカー料理

キャンピングカーの中でやったら煙くってしょうがない料理なので、外でやりましょう(笑)。空き缶でスモークチキンのやり方です。今回は、ちょっと大き目のせんべいの缶ですが(笑)、もうちょっと小さめのクッキーの缶などでも上手くいきます(私は作りたい量に応じて、何種類か持っています(笑))ポイントは、チップを置いて、網を置いて、鶏肉を置いても、天井?につかない程度の高さがあるか否か?です。

さらに、このやり方は、いわゆる”熱燻”(中の熱さで火も通す)なので、あんまりにも天井が高い(容積が大きい)ものだと、中の温度があまり上がらずダメかもしれません。下記の缶、またはもうちょっと小さいくらいの空き缶がちょうどえぇ~でしょう(笑)。

スモークチキン 仕込み

まずは仕込みです。出来れば前日からやりましょう。使うのは鳥モモ肉です。まぁパサパサOKの人ならば、胸などでもOKでしょう。

本格的な燻製液に漬けて・・・なんてことは面倒なのでやりません。とりあえず塩コショーです(笑)。塩コショーでもみます。せっかく振った塩ですが、後で水分とともに出ちゃいますので、塩はそこそこ多めにしておきましょう(まぁそれでも程ほどに)。好みでオレガノ、セージなど肉料理系のハーブ?をすり込んでもOKです。出来ましたらキッチンペーパーで包んでビニールなどに入れてしばらく冷蔵庫へ。

そうすると中の水分がキッチンペーパーに出てくるので、数時間ごとに?ペーパーを換えます。この紙交換を理想は3回くらい?まぁ2回でもOK。やっておきます。・・・あとはそのまま現場に持って行きましょう。

・・・・この作業を前日からやらず、当日その場でやるとどうなるか?

・・・ぶっちゃけそれでも構いません(笑)。・・・ただし、水がけっこう出ますので、肉が自分自身でだす水分で、なかなかスモークの色がつきません。また、ジューシーさを通り越して、ちょっと水っぽい?・・・というような仕上がりになります。

更に、肉から出た水分で、スモークの火のつきが悪い・・・ということもありますので、どうしてもその場で下味をつけてやる場合は、その場合でも塩を振ってもんで、キッチンペーパーで出来る限り水分を吸い取っておきましょう(その方が上手くいきますから~)

まぁそれでも美味いと言えば美味いのですが、やっぱりなるべく上記の作業を前日、または少なくとも数時間前にやっておいて、最後にペーパーを剥がした時に、「お、明らかにけっこう水分抜けたよね」・・・というくらいが、旨味も肉汁もグッと引き締まったカンジになって、美味しく仕上がります(じゅる・・・(笑))

空き缶でスモーク

缶にスモークチップを入れます。なんせ密閉しますので、スモークチップはちょっとで大丈夫です。カレースプーン山盛り一杯で十分です。多いとスモークの色がつき過ぎて苦くなってしまい、薄いよりたちが悪いです。

周り四点に、網を置くための石などを並べます。スモークチップが網に(肉に)着かない程度の高さを出すためです。この日は、おあつらえ向きの石がなかったので、木の枝をノコギリで切って四点に置きました。

空き缶でスモークチキン

網を置いて、肉を並べます。自分はいつも鳥モモ肉の皮を下にします。多分正しいでしょう(笑)。

網については、この缶の網はたまたまダイソーなどの網がピッタリだったのでそのまま使っていますが、合わない場合は、安物の網をニッパーなどでウチブチ切って、良いサイズに作ってしまいましょう。

スモークエッグ

隙間に、ゆで卵も並べてみます。スモークエッグ?です。これがまた絶品!です(笑)。こちらはもう火が通っていますので、置く時に意識するのは、なるべくくっつけず、満遍なく色をつけるということです(まぁ、テキトーでOKです(笑))

空き缶でスモークチキン

さて、いよいよ着火です。フタを閉めます。見事にフタにせんべい!って書いてあります(笑)。

火加減は、まずは強火です。・・・っちゅーかある意味どうでも良いです(汗)。初めから弱火はダメでしょうけど(チップに火をつける為)ある程度の火加減なら、中のチップに火がついて、隙間から煙が出てきますので・・・それを目安に・・・

スモークチキン・ヒッコリー

いま使っているのはヒッコリーです。以前はサクラを使っていましたが・・・ぶっちゃけ、そんなに違いが分らない(汗)。まぁあえていうなら、サクラの方が好きだった気がします。

なんせこの方法ばかりやっていますから、チップが全然なくならないんです!何年も何年も、持っています(笑)。

スモークチキン

こんなカンジで煙が隙間から出てきます。ガンガン強火にしすぎると、どんどん煙が出ちゃって、早く燃え尽きる?気がしますので、極端に強火にはしません。

しかし、ある程度の強さ(煙がある程度出続けているくらい)じゃないと、中で肉から出てきた水分や油で、消えている可能性があることと、あくまでもこの方法では、肉は”中の気温”で火を通すわけですので、そういった意味では、超弱火などでは、いつまでたっても肉に火が通らない・・・というカンジでしょうか。

自分のイメージでは、上記の缶くらいの大きさで、まず強火5分(あまりにもバンバン煙が出てきたら弱めるけど(笑))・・・その後は、中弱火で15分・・・といったカンジでしょうか。合計20分?もやれば、ほぼ間違いなく火は通っています。

逆にあんまりやりすぎると、水分と油、肉汁も下に落ちすぎてジューシーさが損なわれるかも知れませんね。。。

空缶スモークチキン

じゃ~~~~ん!!こんなカンジ!!鳥を一つ真ん中の一番厚いところで切ってみて、火が通っていればOK。完成です。これくらいの”色のつき方”が、苦くもなく、ちょうど良い色付きだと思います。

空缶スモークチキン・完成!

そしてじゃ~~~ん!!

スモークチキンサンド

そして、ジャンジャジャ~~~ン!!(笑)。スモークチキンサンド。スモークエッグも入ってますVer. 粒マスタードが合うことはいうまでもありません。最高。至福の時ですね~。

楽しいし、簡単で美味いですので、是非ともチャレンジしてみてください~!

質問?などあったらコメントくだされ~!